国籍 法 違憲 判決。 婚外子国籍訴訟 超カンタンまとめ

婚外子国籍訴訟 超カンタンまとめ

)の届出による日本国籍の取得をもすべて否定することは,血統主義を補完するために出生後の国籍取得の制度を設けた同法の趣旨を没却するものであり,立法者の合理的意思として想定し難いものであって,採り得ない解釈であるといわざるを得ない。 [29] また、最高裁第二小法廷平成9年10月17日判決(民集51巻9号3925頁)は、外国人母の非嫡出子が日本人父から認知されていなくても、非嫡出子が戸籍の記載上母の夫の嫡出子と推定されるため日本人である父による胎児認知の届出が受理されない場合であって、右推定がされなければ父により胎児認知がされたであろうと認めるべき特段の事情があるときは、胎児認知がされた場合に準じて、国籍法2条1号の適用を認め、子は生来的に日本国籍を取得すると解するのが相当であり、特段の事情が存するというためには、母の夫と子との間の親子関係の不存在を確定するための法的手続が子の出生後遅滞なくとられた上、不存在が確定されて認知の届出を適法にすることができるようになった後速やかに認知の届出がされることを要するとしている。 [9] 多数意見は,国籍法3条1項が生後認知子のうち準正子と非準正子を区別することが憲法14条1項に違反するものとし,国籍法3条1項のうち「父母の婚姻により嫡出子たる身分を取得した」という部分を除いた同項所定の要件が満たされるときは日本国籍を取得することが認められるとするが,その点については全く異論はない。 したがって、私は、法廷意見の論旨にはおおむね賛成しつつも、より明快に厳格な審査を加えて違憲の結論を導くほうがより望ましいと考える。 しかし、司法制度改革の流れか強まる90年代半ば以降、その姿勢に変化が見られる。 これを本件の具体的事情に照らして敷衍するならば,以下のとおりである。

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学説判例研究~憲法~国籍法違憲訴訟

こういうようなことだと思います。 [11] もとより,国会が,将来において,国籍法3条1項を憲法に適合する方法で改正することは,その立法裁量に属するところであるが,それまでの間は,「父母の婚姻」の部分を除いて同項を適用すべきである。 この事件は、フィリピン人の母と日本人の父の間に生まれた10人の子どもたちが、日本国籍の確認を求めたケースです。 最高裁の判断 [ ] 多数意見 [ ] 大法廷は、平成20年6月4日判決で、次のような判断を示した。 しかしながら、提案理由説明によりますと、改正法は父母両系血統主義を採用すると明言しているのであります。

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国籍法違憲訴訟 第一審

このように解釈すべき場合もあろう。 しかし,準正要件を除外した国籍法3条1項のその余の要件のみによっても,同項及び同法の合憲的で合理的な解釈が可能であることは多数意見の説示するとおりであるから,準正要件に代わる新たな要件を設けるという立法裁量権が行使されたかどうかによってそのような差異を生ずることは,異とするに足りないというべきである。 「仮に被控訴人らが主張するように法3条1項のうちの上記要件のみが憲法14条1項に違反して無効であるとして、そのことから非嫡出子が認知と届出のみによって日本国籍を取得できるものと解することは、法解釈の名の下に、実質的に国籍法に定めのない国籍取得の要件を創設するものにほかならず、裁判所がこのような国会の本来的な機能である立法作用を行うことは憲法81条の違憲立法審査権の限界を逸脱するものであって許されないというべきである。 [52] 国籍取得の要件は、その国の歴史的沿革、伝統、経済社会体制、社会情勢及び国際情勢等様々な要因を考慮して政策的に定められるものであり、時代の要請に応じて異なるものである。 7 国籍法改正の経緯 [9] 明治32年制定の旧国籍法は、国籍の生来的取得(出生時点における国籍取得)と伝来的取得(出生後の事後的な国籍取得)を峻別することなく、当時の家制度を前提として、身分行為によって日本国籍を取得することを広く認めており、日本人の妻、入夫または養子となった外国人に日本国籍の取得を認めていたほか、日本人に認知された子についても日本国籍の取得を認めていた。

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【憲法判例】婚外子国籍訴訟・嫡出性の有無による国籍取得差別は憲法14条1項に違反しないか?

同項は,認知を受けたことが前提となるものではあるが,その主体は嫡出子の身分を取得した子であり,その範囲を準正によりこれを取得した場合としているものである。 したがって、このような事柄をもって日本国籍取得の要件に関して区別を生じさせることに合理的な理由があるか否かについては、慎重に検討することが必要である。 [25] エ 平成14年最高裁判決は、国籍の生来的取得である法2条1号についての解釈のあり方を示した判決であり、法廷意見は国籍の伝来的取得である法3条1項の合憲性については何ら述べていない。 国籍法3条の立法目的は、血統主義を基調としつつ、日本と密接な結びつきを有する指標として「父母の婚姻」を要求するというものであって、合理的な根拠があるといえる。 これらのことを考慮すれば、日本国民である父が日本国民でない母と法律上の婚姻をしたことをもって、初めて子に日本国籍を与えるに足りるだけの我が国との密接な結び付きが認められるものとすることは、今日では必ずしも家族生活等の実態に適合するものということはできない。 そうであっても,裁判所がそのような要件を定めていない国籍法3条1項の合憲的解釈として,非準正子について国籍取得を認めたからといって,今後,国会がその裁量権を行使して,日本国民を父とする生後認知子の国籍取得につき,準正要件に代えて,憲法に適合する要件を定める新たな立法をすることが何ら妨げられるものでないことは,いうまでもないところであり,上記のような解釈を採ることが国会の立法裁量権を奪うことになるものではない。 今回、国籍 について、婚外子の両親が結婚しているか否かによって差別することに合理的な理由がないとしたものだが、相続権についても同様ではないだろうか。

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婚外子の国籍確認訴訟で、国籍法の婚姻要件を違憲と判断-最高裁

[1] 多数意見は,国籍法3条1項が本件区別を生じさせていることの違憲を宣言するにとどまらず,上告人が日本国籍を取得したものとして,上告人が日本国籍を有することを確認した第1審判決を支持し,これに対する控訴を棄却するものである。 [55] また、認知のみによる国籍取得を認めると子に日本国籍を得させることのみを目的とする仮装認知が多発するおそれがあることにも留意されなければならない。 しかし、その後の社会通念及び社会的状況の変化などを考慮すれば、「日本国民である父が日本国民でない母と法律上の婚姻をしたことをもって、初めて子に日本国籍を与えるに足りるだけの我が国との密接な結び付きが認められるものとすることは、今日では必ずしも家族生活等の実態に適合するものということはできない。 したがって、子どもが生まれた時に父と母が結婚している場合には、日本国籍となります。 こうした司法の現状を正す一つの鍵が、官僚司法の打破と裁判への国民参加にあることを、今回の最高裁違憲判決は示しているのではないだろうか。 2 前項の規定による届出をした者は、その届出の時に日本の国籍を取得する。 2002年11月22日最高裁判決では、認知の効力が遡及せず、2条1号により国籍取得を否定した。

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学説判例研究~憲法~国籍法違憲訴訟

[17] もとより,私たちも,これらの子についても,必要に応じて,適切な保護等が与えられるべきことを否定するものではない。 国籍法(平成20年法律第88号による改正前) (出生による国籍の取得) 第2条 子は、次の場合には、日本国民とする。 国籍法3条1項は憲法14条に違反しないか。 」 このように、憲法10条は、国籍の要件について立法府の裁量があることを示していると言っています。 [23] イ 被告は、平成14年最高裁判決を引用して、国籍取得の要件をどのように定めるかについては、その性質上広範な立法裁量が認められている旨主張し、嫡出子(準正子)と非嫡出子との取扱いの差異は、その立法理由に合理的な根拠があり、かつ、その区別が立法理由との関連で著しく不合理なものでなく、いまだ立法府に与えられた合理的な裁量判断の限界を超えていないと認められる限り、合理的理由のない差別とはいえず、憲法14条に違反するものとはいえないと主張するが、平成14年最高裁判決はその原審判決とは異なり国籍取得要件について立法府の広範な裁量を認める判示を意識的に避けており、被告の主張は同判決の趣旨を曲解するものである。

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